野球ママとして「これはやらないほうがいい」と思うこと
子どもが野球を始めると、親はどうしても「何かしてあげなければ」と思ってしまいます。
情報も多く、経験者の声もあふれていて、正解が分からなくなることもあります。
今回は、私自身の経験をもとにした、あくまで独断と偏見ですが、やらないほうがよかったと思うことを書いてみたいと思います。
誰かを否定するためではなく、これから野球をしていくご家庭の、ひとつの参考になればと思っています。
1.家で技術指導をすること
フォームが気になる、もっとこうすればいいのに、と思うことは何度もありました。
ですが、私は家で技術的な指導はしませんでした。
監督やコーチからの指導の反復練習はいいと思います。ですが、行き過ぎた指導はおすすめしません。
理由は、親の言葉は「指導」よりも「指摘」になりやすいと感じたからです。
子どもにとっては、「教えてもらった」ではなく「親に言われた」と受け取られてしまうことが多いように思いました。つまり、「宿題しなさい」と一緒です。技術は指導者に任せ、家は安心できる場所であること。これは、やらないと決めてよかったことのひとつです。
ですが、主人は違いました。主人は野球経験のない人でした。これはあるあるかと思いますが、一挙手一投足、難癖付けました。これは本当に子供のためにはならないことが多いと感じます。YouTubeで急遽とってきた方法を息子で試したり。息子の事を思うばかりの行動であるのはわかるのですが・・・。
甲子園出場経験のある保護者さんが、私の話であっても息子は全く聞いてくれない、と愚痴をこぼしておられました。お父さん方は特に我慢できたらな、色々な保護者さんと話してきた私の感想です。
2.他の子と比べること
同じ学年、同じチームにいると、どうしても比較してしまいそうになります。
あの子はレギュラー、この子は体が大きい。
比べられて力になる子は、ほんの一部だと思います。特に小学生中学生の間は成長のスピードも、得意なことも、通る道も、人それぞれです。比べるなら、昨日の本人で十分だと感じています。
これは我が家はしませんでした。いかんせん体が大きく、比べる対象があまりなかったという事もありますが。足が遅くても、守備が下手でも、「打つ」これだけに特化すればいいと思っておりました。
3.試合後に結果を細かく聞くこと
「なんであのボール振る?」「なんでエラーした?」
つい聞きたくなる質問ですが、私はあまり聞かないようにしていました。これは私がソフトボール経験者というのもあってか、バッターボックスに立った時の緊張感がわかるからです。私は打率はそこそこだったのですが、息子ほどバッティングに自信はありませんでした。なので、スリーボールになると「次にボール来い」と祈っていました。デッドボールは「ラッキー」と思っていました。
こんな私なので、結果に対しては寛容でした。
こちらもあるあるかもしれませんが、主人は違いました。こちらも一挙手一投足、質問攻めでした。
したくて三振するわけではありません、知っててボール球に手を出すわけではありません。
試合後の子どもは、もう自分の中で反省も整理もしています。
そこに親の質問が重なると、気持ちが追いつかなくなることもあります。
感情を先回りして言葉にすること悔しそうな顔をしていると、「悔しかったね」「つらかったね」と言いたくなります。
あまり、慰めのような言葉は私は言いませんでした。子どもが自分の気持ちに向き合い、言葉にする時間も大切だと思ったからです。
沈黙の時間も、成長の一部なのだと思います。
親の期待を前面に出すこと「期待しているよ」この言葉は、励ましにもなりますが、重荷になることもあります。
私は、期待していないわけではありませんでしたが、それを言葉にすることは控えました。
試合後は「どうだった?」と声かけしていました。
これらはすべて、私の独断と偏見です。
でも振り返ってみると、「何かをしてあげたこと」よりも、「あえてやらなかったこと」のほうが、子どもにとってよかったのではないかと思う場面が多くありました。
チームの方針もあり、思うようにいかないこともあります。それでも、家庭は結果を求められない場所であってほしい。野球がつらくなったとき、戻れる場所であってほしい。
これから野球をしていく保護者の方へ。全部を抱え込まなくて大丈夫です。子どもの隣で、少し距離をとって見守る。それも、立派な関わり方だと思います。