親子でできるストレッチ|1日5分で“がんばる体”と“やさしい心”を整える時間
夕方のグラウンド。
まだ小さな体で一生懸命ボールを追いかける小学1年生の息子。
練習が終わるころには、少し息を弾ませながらも笑顔を見せていました。
帰り道の車の中で「つかれた〜」とため息。
お風呂から出たあとも、ソファに寝転んで動かないことが増えてきました。
「野球を頑張っているのは嬉しいけど、体のケアも大事だな…」
そう思って始めたのが、“親子ストレッチ”です。
「一緒にやろうよ」から始まった5分習慣
最初は、ネットで見つけた動画を見ながら、「ママもやるから、一緒にやろうよ」と誘いました。
息子は最初こそ「え〜」と渋い顔。
でも、“ママも一緒にやる”という言葉に少し笑って、「じゃあ、ちょっとだけね」と動き出してくれました。
やってみると、思っていたより楽しい。
体を伸ばすたびに「いたたた」「あはは」と笑い声が出て、気づけば二人でゲラゲラ笑っていました。
5分もあれば十分。
ストレッチをしているというより、“親子の時間を取り戻している”ような感覚でした。
我が家の定番ストレッチ3つ
ここでは、我が家で続けている“夜のストレッチ習慣”を紹介します。
野球を始めたばかりの子でも、無理なく取り入れられるものばかりです。
①太ももを伸ばしてリセット
床に座って足を前に伸ばします。
息を吐きながら前屈して、足のつま先をタッチ。
無理をしないことがポイントです。
「届かない〜!」と言いながらも、「じゃあ今日はここまでにしよう」と笑って終われればOK。
できた距離を競うより、「昨日よりちょっと伸びたね」と声をかけることで、自然に続きます。
②タオルを使って肩まわし
フェイスタオルを1枚用意します。
両手でタオルの端を持ち、腕をまっすぐ伸ばしたまま、ゆっくり上下に動かします。
上に上げながら息を吸い、下げながら吐く。
肩や背中がじんわり伸びて、姿勢も自然と整います。
「いち、に!」と声を合わせながらやると、息もぴったり。
息子も楽しそうに「ママ、もう一回!」と笑ってくれます。
タオルなら軽くて安全なので、リビングでも寝る前でも、気軽に取り入れられます。
③股関節をゆるめるストレッチ
床に座って、足の裏同士を合わせます。
両膝を外に倒して「ちょうちょのポーズ」を作りましょう。
親は子どもの後ろに座り、子どもの太ももの上あたりに手を添えて、軽くサポートします。
無理に押さず、「気持ちいい?」と声をかけながら、ゆっくり息を合わせます。
股関節まわりがやさしく伸びて、練習で使った足の疲れや張りがふっと軽くなります。
「もうちょっといけそう!」「あ、そこ気持ちいい〜」
そんなふうに笑い合いながらできる、親子にぴったりのストレッチです。
最後は「今日もよく走ったね!」とハイタッチで締めくくります。
小さな達成感が、翌日の元気につながります。
「体」だけじゃなく、「心」もほぐれる時間
ストレッチを習慣にして一番よかったのは、会話が自然に生まれるようになったことです。
体を動かしながらだと、なぜか素直に話せるような気がします。
「今日の練習、どうだった?」
「ボール取れなかったけど、次は頑張る!」
湯気が残るお風呂上がりの部屋で、そんな会話を交わしながらのストレッチは、“1日の終わりのごほうび時間”になりました。
私もその時間だけは、スマホもテレビも置いて、息子の声と笑顔だけに集中するようにしています。
「続けなきゃ」じゃなくて「またやろう」
始めたころは、「毎日続けよう!」と意気込んでいました。
でも、宿題やお風呂、夕食の後で、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
できない日が続くと落ち込みそうになりますが、今は「できる日だけでいい」と思うようになりました。
1日できなかったら、また次の日にやればいい。“続けなきゃ”より、“またやろう”。
そう考えるようになってから、自然と続けるようになりました。
最近では息子の方から「ママ、今日ストレッチしよう」と言ってくれることもあります。
親も一緒にリセットできる
ストレッチを始めてから、息子だけでなく、私自身の体も軽くなりました。
肩こりや腰の重さがやわらぎ、なにより気持ちが前向きになります。
野球を通して、「体を動かすことは、心も整えることなんだ」と実感するようになりました。
ストレッチは“ケア”でありながら、“会話”でもあり、“笑顔の時間”でもある。
だから、これからも息子と一緒に続けていきたいと思っています。
親子の5分がつくる、やさしい時間
野球をがんばる子どもたちは、思っている以上に体も心も疲れています。
だからこそ、ストレッチは「ケア」ではなく「寄り添い」。
「今日もおつかれさま」「よく頑張ったね」そんな言葉を交わしながら体を伸ばすことで、
体も心もふっと軽くなります。
この5分があるだけで、親子の距離が少し近づく。
そんな小さな幸せを、私は毎晩感じています。