少年野球とSNS
息子が野球を始めてしばらくした頃、
ヒットが出るようになったり、試合で良い結果が出たり、自主練習を頑張っている姿がうれしくて、私は時々SNSに投稿していました。
最初は我が子の成長を残したい位の軽い気持ちでした。
でも野球の投稿を始めると、流れてくるようになるんですよね、同年代のすごい選手たちの動画が。
力強いスイング、小学生で驚くような球速、ホームランの動画、優勝実績。
見れば見るほど、
「あれ?うちの子の動画なんて簡単に載せていいレベルじゃないかも」
なんて勝手に思うようになりました。
今思えば、息子には失礼な話ですね(笑)
比べる必要なんてないのに。
でもよくよく考えてみると、本当にしんどかったのは、子ども同士の比較ではなかったなと気づいたんです。
それは、その子たちの後ろに見える親御さんの努力や覚悟に私の心はざわついていたんですよね。
その練習をさせる程の環境、レッスン費用、送迎、時間、覚悟。
見えているものが全てではないのにもかかわらず
「私はここまでできていない」
「もっと環境を与えてあげられたら」
「もっと野球に使えるお金があればなぁ」
そんな気持ちばかりが膨らんでいきました。
もう完全に言い訳ですね。
そして気づけば、
「私が母親じゃなかったら、もっと上手くなっていたかもしれない」
そんなことまで考えるようになっていました。
野球をやるのは子供なんですけどね。
今振り返ると、完全にSNSに心を持っていかれていました。
でもその一方でSNSに助けられている自分もいるんです。
SNSで見た練習方法を試したり、知らなかった知識を学んだり。
「あ、こういう考え方もあるんだ」
と気づかされることも沢山ありました。
親子であーでもない、こーでもないと言いながら取り組んだ練習もあります。
最近ではオンライン指導や単発の個別レッスンの情報もたくさん流れてきます。
昔なら出会えなかったような指導者の話を聞けたり、家庭の事情と相談しながら必要なものを選べたりする。
これは本当にありがたい時代だなと思います。
SNSは時々、親の心をざわつかせます。
勝手に自己嫌悪になってる親御さんも沢山いるんじゃないかな。
子供を通して、保護者としての誰かと比べて落ち込んだり、自分の足りない部分ばかりが目についたり。
でもその反面、新しい学びや出会いもたくさん与えてくれるSNS。
結局大切なのは、SNSに流されることではなく、上手に付き合うことなんですよね。
今でも、すごい選手たちを見ると、その裏にある親御さんの努力を想像して自己嫌悪になることがめちゃくちゃあります。
ほとんど毎日かも。
それでも我が子は今日も野球が好きで、自分なりに自主練習を頑張っています。
だから私は、誰かの子と比べる母ではなく、目の前の我が子の悩みに寄り添える母でいたい。
必要な時には一緒に考え、必要な時には背中を押し、時には喝を入れる。
(喝ばっかりかも。汗)
SNSに振り回されるのではなく、うまく活用したいですね。
まだまだ振り回されてますが、そんな親でいられたらいいなと思っています。
SNSの向こうにいるすごい選手たちも、目の前で汗を流している我が子も、みんな同じように野球が大好きな少年たち。
そのことだけは忘れずに、全力で息子を応援してサポートしたいと思います。