食が細い子でも大丈夫?野球を続けるための“食べられる体づくり”の考え方
子どもが野球を始めると、だんだん気になってくるのが「食事」のこと。
特に、もともと食が細い子だと、「これで大丈夫なのかな」と不安になること、ありませんか。
わが家もまさにそうでした。
試合の日にお弁当を持たせても、ほとんど手をつけずに帰ってきたことがあって、「どうしたらいいんだろう」と悩んだことがあります。
周りを見ると、よく食べる子や体の大きな子が目に入りやすくて、つい比べてしまうこともありました。
食べられなくて申し訳なさげな息子に、「もうちょっと頑張って食べないと」と、つい強く言ってしまったことも。
でも、野球を続けていく中で少しずつ感じるようになったのは、食が細いからといって、野球に向いていないわけではない、ということでした。
もちろん体力は大切ですが、それだけで決まるわけではなくて、その子なりのペースでできることを積み重ねていく姿を見ていると、「今はこれでいいのかもしれない」と思えるようになりました。
たくさん食べることより大切にしたいこと
以前は、「もっと食べさせないと」と思う気持ちが強かった私ですが、少しずつですが考え方が変わりました。
大事なのは、「たくさん食べること」よりも、「その子が食べられる形を見つけること」。
一度にたくさん食べるのが難しいなら、回数を分けて少しずつでもいいんです。
練習の前後や帰宅後に軽く口にできるものを用意するだけでも、1日の中で考えると意外と積み重なっていきます。
わが家では、息子が餅好きなこともあって、練習に行く前に餅を焼いて準備していました。
醤油をつけて焼き、海苔を巻いたものが特に好きで、これなら2〜3枚ぺろっと食べてしまいます。
何気なく出していましたが、餅はエネルギー補給に向いている食べ物でもあるので、こういった形も一つの方法かなと感じています。
無理をしない工夫が続けるコツ
食べやすさも大事なポイントだと感じています。
前項の餅もそうですが、小さめのおにぎりや一口サイズのサンドイッチなど、さっとつまんで食べられるものを用意するのが良いように思います。
また、季節によっても食欲は変わります。
特に暑い時期は思った以上に食べられないこともあって、「ちゃんと食べてほしい」と思う場面もありましたが、そういうときは無理をしすぎないことも大切だと感じるようになりました。
水分をしっかり取ることを優先する日があってもいいのかな、と考えるようになったのも一つの変化です。
調子がいい日は少し多めに、食べられない日は無理をしない。
そのくらいのゆるさの方が、結果的に続けやすいように思います。
食べることが楽しい時間であるために
本当は「あと一口食べて」と声をかけたいし、実際にかけてしまうこともあります。
でも、それが続くと、食べることがプレッシャーになってしまうこともあるんですよね。
なので、食べていないときも「そういう気分なんだな」と受け止めて、無理に促さないようにしました。
そして、食べられたときには「たくさん食べられたね」と、できたことを一緒に喜ぶようにしたんです。
その方が、息子も前向きに食事に向き合えていたように感じましたし、少しずつですが食べる量が変化していきました。
焦らず、その子のペースで
野球を続けていく中で、運動量が増えれば自然とお腹が空くようになることもありますし、成長とともに食べる量が変わっていきます。
だからこそ、「今すぐ変えなきゃ」と思いすぎなくてもいいのかもしれません。
食が細いことに悩む気持ちは、多くの保護者が感じていることだと思います。
これでいいのかな、と迷う日があるのも自然なことですよね。
いろいろと食事面で悩んだ息子も、いよいよ大学生になります。
あえて比べると、息子は同期の中でも背丈も高いほうではなく、体重も軽いほうです。
それでも、小学生のころと比べるとしっかり食べられるようになりましたし、夏の暑い中で試合に出られる体力も備わりました。
もちろん、大学でも野球を続けます!
焦らず、比べすぎず、できていることに目を向けながら。
同じように悩みながら関わっている保護者の一人として、これからも見守っていけたらいいなと思っています。