「勉強と野球」その子なりの向き合い方を探すというサポート
「学年が上がると、塾の回数が増えるから、少年野球は続けられないかも……」
どのチームにもそんな声が聞こえることってあるようです。
私の息子は勉強が全然できない・やらない子でした。
塾なんてもちろん行ってませんが、毎日の宿題すらまともにしていた形跡はありません。
我が家では「息子自身の特性」を夫婦で受け止め、「勉強をしなさい」ではなく、「勉強しないとどうなるか」について、折を見ては伝えていくという選択をしていました。
勉強とスポーツは本来、お互いにとても相性が良いものだと思っています。
ただ、相手は子ども。
親の思うようにはいかない、個人差がある、など各家庭でしか分からない対応が求められるので難しいですよね。
そこで今回は、勉強と野球の本来の相性の良さや、我が家が試行錯誤したバランスの取り方を、等身大でお伝えできればと思います!
1. 野球を続けることが「勉強のプラス」にもなる
「野球ばかりしていると勉強がおろそかになりそう……」と思いがちですが、実は文部科学省(スポーツ庁)の毎年の全国調査でも、体力評価が高い子ほど国語や算数のテストの正答率が高いというデータが出ています。
実際に、自治体などが「体力テスト」と「学力テスト」の結果を重ね合わせて検証したレポートでも、体力バッチリなグループとそうでないグループの間には、テストの平均点に明らかな差があることが分かっています。
白球を追いかけてついた体力が、実は机に向かうパワーにも直結しているなんて、ちょっと嬉しくなっちゃいますよね!
野球だけでなくスポーツは、ただ体を動かすだけでなく、
- 次のプレイを予測する「思考力」
- 一瞬のチャンスを逃さない「集中力」
- サインやルールを覚える「記憶力」
など、頭を使うスポーツです。
「野球をやめて時間ができたからといって、その時間がすべて勉強に充てられるわけではない」というのが、子育てのちょっぴり難しいところですよね。
2. 「野球だけ」も違う?今の時代に求められるバランス感覚
一方で、「野球さえやっていれば、勉強なんて二の次でいい!」というのも、今の時代を考えると少しズレている気がします。
我が家の長男は勉強をほとんどしなかったため、高校生になった現在、授業もテストも大変苦労しています。
これからの社会を生きていく子どもたちにとって、学力や「自分で考える力」は間違いなく大切な土台になります。
だからこそ目指したいのは、我が家なりの『心地よいバランス』を見つけることです。
子ども自身が「大好きな野球もやりたいし、勉強も置いていかれたくない!」と思えるような、横並びのサポートをしていきたいですね。
3. 我が家が試してみようと思った対策
あまりにも勉強をしないので「何か手を打とう」と焦っていた時の対策をまとめてみました。
① チームの監督やコーチに「部分的・期間限定」の相談をしてみる
「土日のどちらかだけ参加する」「塾の模試がある日だけ休む」といった柔軟な通い方ができないか、まずはチームに相談してみるのがおすすめです。
うちの監督さんは、あまりにも勉強できない息子のために、夏休みにご自宅で個別指導して下さってました。これには本当に感謝しています。
「辞めるか・続けるか」の2択ではなく、「グラウンドに細く長く関わり続ける方法」を一緒に探してもらいましょう。
② オンライン塾や個別指導を活用して「時間」をコントロールする
集団塾だと「毎週〇曜日の17時〜」と時間が固定されてしまい、練習や移動と重なりがちです。
そこで、移動時間がゼロになる「オンライン家庭教師・タブレット教材」や、曜日・時間を自由に選べる「個別指導塾」に切り替えるのも手です。
野球のスケジュールに合わせて勉強時間を組めるので、親の送迎負担も減って一石二鳥ですよ。
ちなみに息子は「絶対に塾だけは嫌!」と断固拒否しましたので、断念しました。
ママは「ベンチ」から、どっちを頑張る我が子も笑顔で見守ろう
勉強と野球の両立に悩んだとき、一番苦しいのは「どっちも諦めたくない」と思っている子ども自身かもしれません。
そんな時、私たちママが「野球ばっかりしてないで勉強しなさい!」と責めてしまうと、子どもは逃げ場を失ってしまいます。
ママの役割は、グラウンドの監督ではなく、お家という「ベンチ」でドーンと構えてあげること。 私は、内心「こんなに勉強しないで大丈夫か?」と焦る気持ちが行ったり来たりしていました。
でも、ドーンと構えているフリをしてきました。
高校生になった現在、息子自身が「勉強もしないと!」と実感し、周りの友達に教えてもらったりしながら自主的に勉強を始めています。
勉強もスポーツも、子どもを豊かにしてくれる大切な宝物です。
まずは「我が家流のちょうどいいバランス」を、お子さんと一緒に一歩ずつ探してみることもおすすめします。