現代子供の弱点と補い法
私は幼児から高校生を対象とした野球スクールの運営、指導、中学野球クラブチームの運営兼監督を行っており、日々野球に励む多くの子供達と接しております。その中で、保護者の皆さんと話していても「あるある」だなと感じることが多いので、今日はそのお話をさせてください。
まず一つ目は、スマートフォン、ゲーム機(Switch)の普及による視力と動体視力の低下です。我々の子供時代もゲームはありましたが、現代は画面がコンパクト化され、眼球動作があまり行われていません。その為、瞬発的にボールを見極める動体視力に弱点を抱えている子が多いと感じています。練習では安全な柔らかいボールを使用し、至近距離からの速いボールを見るトレーニングを行っております。ゲームやスマホは現代において必要なものでありますので否定はしませんが、同時に動体視力を高めるトレーニングが欠かせないと感じています。
二つ目は、安全性を高める為に行われてきた、裸足禁止による足指の機能性低下です。年々、シューズも負担軽減の為、クッション性が高くなり履き心地は抜群です。しかし靴を履いて過ごす時間が多い子は足指の動作、バランスが弱くなりがちです。そこで私たちは、屋内の安全な場所であれば素足でウォーミングアップを行ったり、アジリティーを行ったりして、足裏と地面を直接触れさせるようにしています。走る、ジャンプ、投げる、打つ。様々なスポーツ動作を行う際に強いエネルギーを生み出す為には地面を足で押さなければなりません。地面から押し返される地面反力を早い段階で足裏に感じさせて行く事も大切だと感じています。
現代を否定するのではなく、だからこそ安全性を高めた中で行わなければならないトレーニングがある。そのことを、指導する大人だけでなく、保護者の皆さんとも一緒に理解していけたらと思っています。