野球だけでは進学できない?スカウトでも必要とされる学校の成績と我が家の工夫
以前に中学・高校のスカウトについて書きましたが、実はスカウトは=高校合格ではありません。
所属チームの指導者が、野球部の指導者に選手の様子を伝えることはあっても、志望校に対して特別な交渉をすることは基本的にはありません。進学できるかどうかは、入試試験の結果と成績の評価ランクによって判断され、野球は1つのアピールポイントです。
ここからは、我が家の息子の高校進学時の体験を一例としてお話しします。
息子はスカウトではなく、志望校見学と部活動体験を通して進学先を選びました。
野球に関しては、中学の部活ではなかったこともあり、所属クラブチームの指導者から息子の野球歴やプレー面について、高校の野球指導者へ紹介していただきました。
ですが、最終的には推薦入試を受験し、学校が定める入試基準に基づいて合否が判断され、合格をいただき進学が決まりました。
成績の評価ランクとは?
地域で違いがありますが、私の住む地域では中学9教科の内申点と、いわゆる通知表の5段階評価をもとに評価ランクが決まります。
ランクはアルファベットで分けられ、最も良いのがAランクです。
目安として、5段階評価がオール4だとDランク相当。
オール4は決して悪くない成績ですが、それでもランクは上から4番目です。
しかも、中学1年の成績から判定対象になり、3年間の総合評価が受験の目安になります。
ですから、公立・私立に関わらず成績上位校を目指すなら、好成績の維持が必要なのです。
野球強豪校でもCランク以上のところが
私の住む地域にある野球強豪校では、求められる評価ランクはC以上のところも多くあります。
息子が目指した高校も強豪校ですが、こだわったのは特待生になることでした。
そのために必要なランクはDで、息子はギリギリDランク。
なので、野球と勉強の両立は避けて通れませんでした。
ただし、特待生を目指さないのであれば、気にしなければいけないのは合格基準の評価ランクに届いているかどうかです。
スカウトされた高校の基準評価ランクが高いと、まずはそこをクリアしなければいけません。
勉強には工夫が必要だった
息子が所属していたクラブチームは、平日の練習が週2日。
残りの3日は勉強に時間を使えるのですが、息子は野球の自主練習を優先したので、自分で勉強して必要な成績を維持しなければなりません。
ところが、机に向かってじっと勉強するのが苦手なタイプで、小学生のころから自主学習にはずっと苦労してきました。
そこで、我が家なりにいくつかの工夫をしました。
工夫その1 好きな方法と場所で勉強する
うちでは、勉強する時間と勉強する内容や場所は、息子に任せました。
居間で学校の課題をする、通信講座のテキストだけ読む、自室のベッドに寝転んで勉強するなど、親としては「それで本当に大丈夫?」と心配になりました。
ですが、結果的に成績は維持できていたので、親が心配するよりも本人が続けられる方法が大事なのだと思いました。
工夫その2 野球の日は勉強させない
正直なところ、私は野球の移動時間も勉強してほしいと思いました。
ですが、それが原因で息子と衝突したことがあります。
話し合ってわかったのは、息子にとって移動時間も「野球の時間」だということ。
野球の日は野球だけ考えたい、それが息子なりのメリハリのつけ方でした。
なので、野球の日は勉強をしないけど、それ以外の日にしっかり取り組む約束にしました。
工夫その3 定期テストの日は朝に勉強
定期テストの日は、30分でもいいから早起きして勉強すること。
これは私からの条件でした。
ただ、「テスト範囲を復習しなさい」とは言わず、テストの日は朝から頭の準備をさせようと伝えたのです。
それでテストに集中できたようでした。
特待生になるということ
現在は私立高校も授業料の実質無償化が進み、2026年からは所得制限なく無償化される見込みです。
だから特待生といっても、入学金の免除や減免などに限られる場合もあります。
それでも、スポーツ推薦で特待生になるということは、野球だけではなく勉強面でも努力したことが評価された証でもあります。
息子にとって、「評価された」ことは自信になり、野球にも活きました。
この話は、学童野球をやっている子どもさんの保護者にとって、まだ先の話に感じるかもしれませんね。
ですが、地域によっては中学1年生からの成績の積み重ねになりますし、「勉強もがんばらないといけない」ことを感じてもらえたと思います。
実際、私が野球と学校成績ランクの関係性を知ったのは、息子が小学5年の頃でした。
早く知っておくだけでも、進路の選択肢は大きく変わると思います。