会釈だけの父親が、家でできること
私は熱血野球パパ、ではありません。
仕事や家庭の事情で練習や試合にはほとんど行けていません。
できることは少ない、やめない支えはしたい父親です。
そんな父親が家でPCをいじりながら、
『きっと今の少年野球の現場はこうなんだろうな』という想像をまとめてみました。
我が家だけかもしれませんが、みなさまのご家庭ではどうでしょうか。
【食事・補食編】
・肉は、ファミチキ、からあげ棒、からあげくんが求められがち
・おにぎりの具に梅干しを入れると子どもに渋られがち
・夏はガリガリ君ソーダ味、親はカップかき氷に流れがち
・お弁当だけ急に栄養バランスが整いがち
・バナナの絶対的信頼感
・エナジードリンク、勢いよく飲むけど栄養になっているの?
・「余ったら食べればいいか」と作った大盛り弁当、子どもが完食しがち
@朝、次男と妻が出て行った後、テーブルには弁当の残りが置いてある日があります。
唐揚げ、ウインナー、卵焼き、おにぎり。普段は朝飯を抜きがちなのに、味見でつまんで、
全部食べてしまいます。忘れていた遠足や運動会の匂いがして、幸せになれます。
【練習・現場編】
・フォーム動画を撮るが、見返さず終わりがち
・アップの声出しが今風のリズムになりがち
・水分補給は我慢せず、こまめに取るのが当たり前になっていそう
・ボールも飛び交うし、LINEのメッセージも飛び交っていそう
・バッティングセンターの値段が高く、テーマパーク化
・帰ったら風呂に入ってほしい、足の指の間までしっかり洗ってから
・「痛いところない?」が親の口癖になりがち
@バッティングセンターだけは私が連れて行きます。フォームを語れるほどではないので、「当たったね」「いい感じ」と、いちばん簡単な言葉で応援しています。始めた頃は上手く飛ばせないと照れてこちらを振り返ることも多かったのですが、今では前を向いていることが多くなりました。「いい感じ」が、本当に増えたと思います。
【親子・チームの空気編|行けない父の想像】
・子どもからあだ名で呼ばれている親。コーチのあだ名はコーチ
・ムードメーカーお父さんがいて、子ども以上にはしゃいで子どもが少し引きがち
・夏は髪の毛短め、親はずっと短め
・大谷翔平は親の方が言いがち
・練習終わりに野球ゲームで戦う子ども達。それを見て「また野球やってるの」と呆れる
・コンビニやスーパーで会うと普通の親子(当たり前)
・「見てた?」に自信なくて曖昧に返しがち
@スーパーで次男の野球チーム親子に会うと、私は会釈だけして通り過ぎてしまいます。練習に行けていたらもう少し話せたのかな、と少し後ろめたいです。レジでまた会ってしまって、また会釈です。買い物カゴの中身、何を入れたか気になります。
その場で会釈だけで終わるのは、やっぱり少しだけ悔しいです。何も言わず、そのまま買い物に付き合ってくれる次男の心の内が気になります。
それでも会釈で終わる父親にも家でできることは残っていると思っています。
空の弁当箱を見て、からっぽの軽さに、頑張った分だけの重さを感じること。
帰ったら風呂に入って、今日の砂と汗を落としておいで、と声をかけること。足の指の間も忘れないでね、とつい付け足すこと。
水筒の軽さに気づいて、「今日はきつかった?」と一言添えること。
「悔しかった」と言われたら「悔しかったか」と受け止めて、「でも楽しかった?」で締める。そこで「うん」が返ってきたら、今日はそこで止めます。家は、明日のために整えておきたいからです。
胸を張れるほどの関わり方はしていませんが、それでも「やめない支え」を続けるには、こういう小さなことの積み重ねが案外大事なんじゃないかな、と最近思っています。バッティングセンターでも家でも、前より「いい感じ」が増えてきた気がしますし、本人の顔つきにも少し自信が乗ってきたように見えるからです。
熱血じゃない父なりに、現場では会釈で、家では一言とひと手間でつないでいきます。