全国大会の遠征ってどんなもの?初めての宿泊遠征で知っておきたいこと
子どもが野球を始めると、思っていたより早く「遠征」を経験することがあります。
私が住む北海道では、野球に限らず試合会場までの移動距離が長いのが当たり前です。
自球場以外なら片道20kmほどは当たり前で、100kmほどの移動でも日帰り遠征の範囲という感覚でした。
ところが、チームが勝ち進み、全道大会や全国大会への出場が決まると、遠征はまったく別のものになります。
宿泊が必要になり、飛行機やホテルの手配も必要になることもあります。
そのとき初めて、「遠征ってこんなに準備が必要なんだ」「思っていた以上にお金がかかるんだ」と感じました。
もちろん、遠征にかかる費用はチームや地域によってさまざまです。
今回は具体的な金額ではなく、全国大会のような宿泊遠征で「事前に知っておくと安心だった」と感じたことをお伝えしたいと思います。
宿泊費だけでは終わらない
宿泊遠征費用というと、宿泊費が一番に思い浮かぶかもしれません。
でも実際には、それだけではありませんでした。
移動にかかる費用、食事代、補食や飲み物、必要に応じたお小遣いなど、ひとつひとつは大きくなくても、重なると意外と負担になります。
さらに、夏なら暑さ対策、春や秋なら寒暖差への備えなど、普段とは違う環境だからこその準備費用も必要でした。
私も最初は「宿泊費を準備すれば大丈夫だろう」と思っていましたが、実際には細かな出費が次々とあり、「なるほど、こういうことだったのか」と実感したのを覚えています。
北海道だからこそ感じた遠征の大変さ
北海道では、全国大会だけでなく全道大会でも宿泊を伴うことがあります。
さらに全国大会となれば、多くは道外での開催です。
私たちのように北海道から参加するチームは、飛行機を利用することも多く、開催時期は夏休みなどの長期休暇と重なるため、航空券や宿泊費も繁忙期の料金になります。
地域によって事情は違うと思いますが、私にとって全国大会は「試合に行く」というより、「遠くへ旅をする準備をする」という感覚に近いものでした。
だからこそ、「もし全国大会が決まったら」という心づもりをしておくことが、気持ちの面でも大きな支えになりました。
全国大会では旅行会社がサポートしてくれることも
息子は小・中・高と全国大会を経験しました。
全国大会への出場が決まると、チームや大会を通じて旅行会社が紹介され、選手や指導者向けのツアーが組まれることがありました。
利用は推奨ですが、宿泊や移動を個別に手配するよりも、費用を抑えられる場合があります。
一方で、応援に行く保護者は仕事や家庭の都合もあり、それぞれ個人で手配するケースも少なくありません。
私たちのときも、旅行会社は保護者からの相談にも丁寧に対応してくれました。
慣れない土地では、会場までの移動方法や宿泊先との距離など、不安に思うこともたくさんあります。
そんなとき、一人で調べるだけでなく、紹介された旅行会社に相談することで安心できたことを覚えています。
遠征費は突然の出費ではなく、「いつか必要になる出費」
全国大会への出場は、とてもうれしい出来事です。
一方で、出場が決まると短い期間で準備を進めなければなりません。
だから私は、初めて全国大会を経験してからは、「また全国遠征があるかもしれない」と考え、少しずつ備えるようになりました。
我が家では、財布に残った小銭を貯金箱へ入れたり、100円玉を見つけたら取り分けたりする程度でしたが、それだけでも気持ちが違いました。
大切なのは、たくさん貯めることではありません。
「いつか必要になるかもしれない」と考えておくだけでも、いざというときの慌ただしさは少し和らぎます。
遠征で得られるものは、お金以上に大きい
宿泊を伴う全国大会への遠征は、決して気軽に参加できるものではありません。
それでも、親元を離れて仲間と生活し、初めて訪れる土地で試合をする経験は、子どもにとってかけがえのない時間になります。
小学生の時の息子は、何に対しても消極的で、親から離れることを怖がる子でした。
ですが小学4年で全国大会に出場して以降、積極性が増したように思います。
自分のことを「僕」から「俺」というようになったのもこの頃でした。
小さな変化ですが、遠征という集団行動が、息子に良い刺激を与えてくれたのだと思いました。
これから全国大会などを目指すご家庭は、「どれくらいお金がかかるのだろう」「みんなとうまくやれるかな」と不安になることでしょう。
ですが宿泊を伴う全国大会は、子どもだけでなく家族にとっても一生の思い出になる特別な舞台です。
準備は決して楽ではありませんが、その経験は、きっとお金には代えられない大切な時間になるはずですよ。