周りと比べてしまう…そんなとき親としてできること
子どもが野球を始めると、どうしても気になってしまうのが「周りの子」の存在です。
「あの子は上手だな」「うちの子は大丈夫かな」「もっと体を大きくさせないと」と、つい比べて焦ってしまうことはありませんか。
わが家でも、同じように感じたことがありました。
食が細くて小柄なことが、野球を続けていくうえで支障にならないかと心配になり、息子があまり好きではない油物のおかずをお弁当にたくさん詰めてしまったことがあります。
でも結果的に、きちんと食べきることができず、かえって負担をかけてしまったこともありました。
今振り返ると、「周りと比べて焦っていたからこその行動だったのかもしれない」と感じています。
比べてしまうのは自然なこと
「比べないほうがいい」と頭では分かっていても、気づくと比べてしまう。
それは決して特別なことではなく、多くの保護者が感じていることだと思います。
だからこそ、「比べてしまう自分はダメなんだ」と思いすぎなくてもいいのかなと感じています。
まずはそう思ってしまう自分の気持ちを、少しだけ認めてあげることも大切かもしれません。
私自身も、「比べないようにしよう」と意識すればするほど、逆に気になってしまった時期がありました。
そんなときに、思い切って同学年の保護者との雑談の中で話してみて、体験談を聞かせてもらったこともありました。
案外、みんな同じことで悩んでいるんだなとほっとしたことを覚えています。
一人で抱え込まずに、少し誰かに話してみるだけでも、気持ちが軽くなることもあるのかもしれません。
子どもを見る視点を変えてみる
周りと比べてしまうときは、つい「できていないこと」に目が向きがちです。
でも、よく見てみると、少しずつできるようになっていることもありますよね。
大きな結果だけではなく、日々の中での変化に目を向けることで、見え方が少しずつ変わってくるのではないでしょうか。
「昨日より少し声が出ていた」「最後まであきらめずにプレーできた」など、小さな成長に気づくことができると、見ている側の気持ちも変わっていくように感じます。
そうした積み重ねが、あとから振り返ったときに大きな成長につながっていることもあるのだと思います。
親の言葉が子どもに与えるもの
比べてしまう気持ちが強いと、つい言葉にも出てしまうことがあります。
「もっと頑張らないと」「あの子みたいにできないの?」といった言葉は、知らず知らずのうちに、子どもへのプレッシャーになってしまうこともあります。
わが家でも、あとから「言いすぎたな」と反省したことが何度もあります。
そのときは良かれと思って言っているのですが、子どもの表情を見ると、少し考えさせられることもありました。
だからこそ、結果だけではなく、過程や頑張った部分に目を向けて声をかけるように心がけるようにしました。
小さなことでも「今のよかったね」と伝えることで、子ども自身の自信にもつながっていくように感じています。
これは、子どもが大きくなった今でも、普段の生活の中で意識し続けていることの一つです。
その子のペースを大切に
成長のスピードは子どもによって違います。
すぐに伸びる子もいれば、ゆっくり伸びていく子もいます。
周りと同じようにできていなくても、その子なりに進んでいる道があります。
焦る気持ちが出てきたときこそ、「この子はこの子」と少し立ち止まって考えることが大切なのかもしれません。
また、今できていないことも、少し時間が経つと自然にできるようになっていることもあります。
その変化を見てきたからこそ、「今の状態だけで判断しなくてもいいのかもしれない」と思えるようになりました。
見守ることの難しさと大切さ
子どもを見守るというのは、簡単なようでとても難しいものです。
つい手を出したくなったり、口を出したくなったりすることもありますよね。
それでも、子ども自身が感じて考えていく時間も大切にしたい。
そう思いながら、少し距離をとることも意識するようになりました。
近くで支えながらも、すべてを先回りしない。
そのバランスを取ることが、親にとっての大切な役割なのかもしれません。
迷いながらでも、その子に合った関わり方を見つけていけたらいいですよね。