【パパインタビュー】経験者が語る「見守る」強さと、野球ママへのエール
毎日、我が子のために朝早くからお弁当を作り、グラウンドへ送迎し、全力でサポートを続けている野球ママたち。
「今日の声かけは正しかったかな?」
「野球未経験だからアドバイスもできなくて申し訳ない……」と、
一人で不安を抱え込んでしまう瞬間もありますよね。
今回は、小学生から社会人野球まで走り抜けてきた「元ガチ野球少年」の我が家のパパにインタビューを敢行しました!
経験者パパならではのリアルな視点が、ママたちの心を少しでも軽くしてくれれば嬉しいです。
Q:親にやってもらって「本当に感謝しているサポート」は何?
当時を振り返って真っ先に浮かぶのは、「手作りのお弁当」と「グラウンドまでの送迎」です。
そして大人になった今だからこそリアルに感じるのは、野球を続けさせてくれた「経済的な支え」です。
現役当時は当たり前のように受け取っていましたが、親の視点に今立ってみると、そのありがたみが身に染みてわかります。
この日々のサポートは、心に残り続けています。
ママたちの毎日の奮闘は、将来必ずお子さんの心に深い感謝として届きます。
Q:お母さんが野球のルールに詳しくなくても、子どもとしては気にならなかった?
結論から言うと、全く気になりませんでした。
僕自身は親からの技術的なアドバイスは求めていなかったし、ましてや、母親から野球の技術やプレーに関しての干渉は一切いりませんでした。
当時僕が望んでいたのは、日頃の努力を否定されないことです。
たったひとつのミスや納得のいかなかったプレーだけを切り取って、グラウンドの外から口出しをしないでほしかったというのが本音です。
子どもが母親に求めているのは、自分の頑張りをそのまま認めてくれる安心感なのだと思います。
Q:「今日は練習に行きたくないな…」ってサボりたくなった日はある?その時、親にどうしてほしかった?
もちろん、数え切れないほどあります!
小学生の頃は仲間とサボってバレて怒られましたし、中学生の時は練習が厳しくて常に「休みたい」と思っていました。
高校生になると、レギュラーへの執念からサボるという選択肢自体が消え、大学生では自分たちで組織を作る「主体的な野球」に出会い、向き合い方が変わりましたが、心折れそうな日は誰にでもあります。
そんな時、仮病を使ってでも「休みたい」ともがいている子どもの心の裏を、詮索しないであげてほしいな、と思います。
子どもは子どもなりに、喧嘩やミスを引きずりながらも自分で解決しようと必死に戦っています。
大人になった今、振り返ると心の整理の付け方が【サボリ】だったのかもしれません。
あの時の気持ちを言語化するなら、
「僕を信じて、だまされて受け入れてほしかった」。
少し様子を見るのも大事かと思います。
Q:自分の子どもの野球はどんなサポートがしたい?
送迎などの基本的なサポートはもちろん、技術・心理的な支えも全力でします。
ただ、今の時代の野球に合わせた柔軟なサポートを意識し、子どもをコントロールするようなことはしません。
「人に預けるのも勉強!それは親子ともども勉強!」だと捉え、チームを信頼して一緒に成長していきたいですね。
Q:毎日一生懸命わが子を支えている「野球ママたち」へメッセージを!
自分の子どもの一挙手一投足だけに目を向けず、親もまたチームという「組織の中の一員」であるべきだと感じています。グラウンドに一歩入ったら、子どもはもう組織の立派な一員。
一緒に勝利を喜び、大きな声援を送るのは本当に素晴らしいことです。
でも、心の中に一本、健全な「一線(境界線)」を引くこと。
「一歩引いて、外から静かに見守る気持ち」を常に忘れないように気を付けています。
それこそが、子どもの自立への大きな第1歩になると僕は考えています。
子どもは大人が思っているよりも、自分の力で勝手に成長していきます。人に預けることでそれは顕著に現れると思います。
たった一つの正解を求めに行かなくてもいい。
ぜひ、「お母さん自身も、お子さんと一緒にその瞬間を楽しんで」ください!
【インタビューを終えて】
今回のインタビューを通じて、「パパとママでは、愛情の形が違う」ということを深く感じさせられました。
どっしりと構えているパパを見ると、つい「もっと動いてよ」なんて不満に思ってしまうこともありました。
しかし、動かないパパの背中には、明確な「信念」と太く揺るぎない愛情の形がある。
自分自身がかつて全力でサポートしてもらってきた側だからこそ、今サポートする親の立場で、子どもの成長を深く考えてあえてそうしているのだと分かりました。
私には少し難しい「あえて一線を引いて見守る、信じて待つ」という引き算のサポート。
それをパパは自らの経験をもとに、静かに実践してくれているのだと気づかされた、本当に貴重で温かい時間になりました。