せっかくやるなら楽しもう!アナウンス当番③ ルールがわからないとアナウンスできない?
こんにちは。プロ野球場内アナウンサー松本亜希子です。
前回の記事では野球ママの皆さんに、「どんなアナウンスを真似したら上手になる?」という内容でお届けしました。
今回はよく聞かれる質問の一つ、
「ルールがわからないとアナウンスができませんか?」
についてお話していきたいと思います。
お子さんが野球をはじめたママ・パパたちについて回るのが”野球のルールが難しい”という問題です。
経験者でない限り初めて触れる野球はルールが複雑で何が何だかわからないまま試合が終わったという人も多いのではないでしょうか?
特にママたちは自身がプレーヤーとして野球をしていた、野球が好きでよく観ていた、という方でない限りルールの壁にあたりがちです。
結論から言うと、ルールがわからなくてもなんとかなります。
というのも野球の場内アナウンスは大抵の場合、連盟や団体、チームでマニュアルがあり、そこにチーム名や名前を当てはめれば読めるようになっています。
このマニュアルを上手く活用すれば細かいルールがわからなくても一試合をこなすことはできます。
ただ、3アウトで攻守交代する、バッターは打ったりして出塁、もしくは三振すれば次の打順に進む、など最低限のルールは知っておいてほしいポイントです。
ルールがわからなくてもなんとかなるものの、全く知らないままアナウンスするのも不安も多いしおもしろくはないと思うのでルールは徐々に覚えていった方が良いのですが、野球はとてもルールが複雑です。
他のスポーツで基本ルールが約50ほどのところ、野球は約70以上と多く、さらにそこから派生する細かいルールなどを入れると他競技が500ほどと言われているところ、野球は700以上は優にあり、例外を含めると1000以上にも及ぶとも言われています。(筆者調べ)
こんなに多いルールを覚えることは至難の業ですし、審判を志すわけでなければ全てを把握する必要はありません。
ただ、これからお子さんを応援するなら基本のルールはある程度頭に入れておくと楽しく野球を観ることができますし、アナウンス当番のあるチームにいるなら、アナウンスに関連するルールは知っておきたいところです。
例えば、野球初心者の方がアナウンスするとよく起こりがちなのが、ランナーアウトなのに間違えて次のバッターをコールしてしまう、ランナーアウトでチェンジになった次の攻撃回に打順を間違えて呼んでしまう、といったことです。
ランナーアウトなので、その時打席にいるバッターはまだ出塁もアウトも決まっていない状態なのですが、ランナーのアウトに引っ張られてしまうようです。
今挙げたものは誰でも一度は「あれ?」となるポイントなので間違えたからといって気に病む必要はないのですが、こういったことが起きるので気をつける!といった意識は必要です。
ただ、ルールを覚えようとしても元々野球に興味がなければルールを覚えるのは苦痛に感じる人もいらっしゃると思います。ルールブックを読んでも文章が難しく書かれていて、イメージできない。といったこともあるでしょう。
野球のアナウンスをしてみたい!でもルールが全くわからない、そんな初心者の方に私がおすすめしているのは”推しを作る!”です。
野球ママ・パパの身近な推しとして、お子さんがいると思うのでお子さんの姿を応援しながら試合を追っていくと、ルールがよくわからないけどアウトになったり、セーフになったり、試合が終わったり...といった場面に遭遇すると思います。なんで?と思ったら周りのママやパパに聞いてみる。調べてみる。といったことを繰り返していくうちに自然とわかってくるルールがあります。
お子さんの推し選手を一緒に応援するというのもおすすめです。
お子さんが憧れている野球選手を一緒に応援してみる。イケメンの選手を推しにする、でもいいと思います。興味を持てるポイント、視点から入って野球を観戦する。
それを続けているとルールもわかってきます。
大切なのは野球観戦を楽しむということ。
お子さんが野球をやっているからといって保護者も野球に詳しかったり、野球が好きなわけではありません。そんな方はまず自分のために、楽しく野球を観る環境を整えてみてはいかがでしょうか?基本のルールがわかればアナウンスの苦手意識も一つ減ると思います。
当番があるなら、そしてせっかくやるなら、楽しくやってほしい。
お子さんを声で後押しできるように野球ママに向けて場内アナウンスやスコアのコツをお届けしていきます。
構えすぎずに自分も楽しむという気持ちでチャレンジしてみてください!