ママブログ
振らなくても振り逃げってどういうこと?三振なのに一塁に走る理由とは?
成田唯
振らなくても振り逃げってどういうこと?三振なのに一塁に走る理由とは?
皆様こんにちは。少年野球のルールに毎回びっくりしている母です。
試合にも少しずつ慣れてきてようやく「アウト」「セーフ」「ファウル」くらいはわかるようになってきた頃のこと。ある日、息子が三振したあとにコーチに注意されていました。
「え、三振したら終わりじゃないの?」
「なんで怒られてるの?」
ベンチの母たちと顔を見合わせて首をかしげる私。試合後に聞いてようやく知ったんです。どうやら“振り逃げ”というルールがあったらしいのです。
三振しただけじゃアウトにならないなんて!
まず思ったのが、「三振してもアウトじゃないってどういうこと?」でした。
普通なら三振=アウトですよね。
でも振り逃げというのは、三振したボールをキャッチャーがきちんと捕球できなかった場合に打者が一塁に走れるというルール。
つまり、三振したボールをキャッチャーが後ろにそらした瞬間「まだチャンスがある!」と走らなきゃいけないらしいのです。知らないと絶対に走れませんね。
息子はその日、完全に立ち尽くしていました。
「え?三振したのに走るの!?」「そんなの聞いてないよ!」という顔。
コーチが怒ったのも無理はありません。
どうやら必ず振り逃げができるわけではないらしい
あとで調べてみたら、振り逃げのルールには細かい条件があるようで、
例えばキャッチャーがボールを落とした場合や、一塁にランナーがいない場合など、
状況によって「振り逃げOK」なのか「三振でアウト確定」なのかが変わるらしいのです。あとは2アウトでは無条件で振り逃げOK。
つまり、見た目では「三振」でも実際にはまだプレー中。
これ、野球経験ゼロの母にはなかなか理解が追いつかない世界です。
でもそういうルールを知ると、“最後まであきらめない”という野球の精神みたいなものがちょっと見えてきますよね。
振り逃げはミスではなくチャンス
その後の試合で、また振り逃げが起こりました。今度は別の子がとっさに走ってセーフ!
ベンチは大盛り上がり。「おぉ〜走った!」と母たちも拍手喝采でした。
あのとき思いました。振り逃げって、言葉だけ聞くと“失敗”みたいだけど、あきらめなかった結果なんですよね。
三振でも終わりじゃない。ボールが落ちたら、そこにもう一度チャンスがある。
ルールとしてはややこしいけれど、考え方としてはすごく前向き。
「失敗しても、まだ走れる」まるで人生の教訓みたいですよね。
あの日の「振り逃げ事件」は、今思えば笑ってしまうほどのハプニングでした。
息子が三振したのに走らず、コーチに注意されてシュンとしていたあの顔。でもそのおかげで、私も初めて「振り逃げ」というルールを知りました。三振しても終わりじゃないなんて、なんだか野球って奥が深いですよね。
そしてもう一つ気づいたのは、息子の“こだわり”です。彼は昔から見逃しより空振りが嫌いでした。「振ったのに当たらなかった」ことが悔しかったんだと思います。
とはいえ、少年野球のストライクゾーンは広い!ホームベースからボール2つ分くらいは広くとるんです。「え、それもストライク!?」という世界。その中で「正しいスイング」を追い求めていた息子に、私は思わず心の中でつぶやきました。「空振りしても負けじゃないんだよ」って。
でも、それに気づけたのもこの振り逃げのおかげかもしれません。どんなに完璧に見えても、想定外のことは起こる。三振しても走ればセーフ、空振りしても次がある。野球のルールって、人生の縮図みたいですよね。
それに、実は振り逃げって「振らなくても」成立するんですって!(…って、初めて聞いたときは笑っちゃいました。)3ストライク目がワンバウンド投球だったりキャッチャーが後ろにそらした瞬間、バットを振っていなくても振り逃げOKなんてもうルールが自由すぎて面白い。
でもその“自由さ”があるからこそ、最後まであきらめない子が輝けるんだなと思います。
これからもたくさん空振りをするでしょう。でも、そのたびに「惜しかったね!」と笑える母でいたいです。どんどん空振りして、どんどん悔しがって、そしていつか、自分のスイングでホームランを打てる日がくると信じています。
“振り逃げ”を知って、少しだけ野球と人生が好きになりました。今日も全力で、空振り上等!で応援していきます。
長文になりましたが、読んでいただいてありがとうございました。