ママブログ
【失敗はチャンス】小学1年の息子と一緒に“次”を考えた日
まぽみん
試合で初めて外野に立った息子。
まだ小学1年生。帽子が少し大きくて、ユニフォームの袖も余っています。
それでも真剣な表情で構える姿に、胸がじんとしました。
そして3回裏。
ふわりと上がった打球が、まっすぐ息子の方へ。
「いける!」と思った瞬間、ボールがグローブに当たって、ぽとりと落ちました。
ベンチに戻る小さな背中が、しゅんと丸まって見えました。
「失敗してもいい」ではなく、「失敗はチャンス」
試合のあと、帰りの車の中で息子は無言。
「落としたの、悔しかった…」とつぶやくように言いました。
私は少し考えてから、そっと言いました。
「失敗は悪いことじゃないよ。失敗はチャンスなんだよ。どうしたら次は取れるか、一緒に考えてみよう」。
息子は驚いたような顔をして、「チャンス?」と聞き返しました。
「そう。失敗した人ほど、次に強くなれるんだよ」。
その言葉に、少しだけ表情がやわらぎました。
“失敗しても怒られない。次を考えればいいんだ”
そんな安心が、ほんの少し、息子の中に生まれたように見えました。
家での会話:「“がんばったね会”」の時間
それから家では、試合のあとに小さな“がんばったね会”を開くようになりました。
お風呂上がりにジュースを飲みながら、二人でその日のプレーを話す時間です。
「失敗したあとこそが大事なんだよ。下を向いていたら、チームの雰囲気まで暗くなっちゃう。だからこそ、失敗した人が“次いこう!”って声をかけられる人になろう」 。
最初は「うん…」と小さな声で聞くだけだった息子。
それからも、試合で何度かエラーをして、しばらくは下を向いてしまうことが続きました。
それでも“がんばったね会”で、私は同じ言葉を何度も伝えました。
「失敗したときこそ、声を出せる人になろう」。
そのうち、少しずつ息子の中で何かが変わっていったように思います。
そしてある日の練習試合。
またフライを落としてしまった瞬間、
息子は小さな声で言いました。
「ごめん!次、絶対とるから!」
その声に、ベンチから「ナイスファイト!」「次いこう!」という声が返ってきました。
あのときの息子の表情は、悔しさの中にもどこか誇らしげでした。
私は思いました。
“次はとる!”と自分から言えたのは、技術が伸びたからじゃない。
「失敗を恐れずに声を出せる勇気」が育ったからなんだと。
「一緒に考える」が、息子の自信を育てた
家に帰ってからも、「どうしたら取れたと思う?」と一緒に話します。
息子はノートに簡単な図を描きながら、
「次はもう一歩下がって構える」「ボールの下に入る」と自分なりに分析。
「じゃあ、次はそれをやってみようか」 。
そうやって“次への作戦”を考える時間が、我が家ではすっかり大切な習慣になりました。
この時間は、ただの振り返りではありません。
「自分で考えられるようになるための時間」。
私にとっても、“見守る”とはどういうことかを学ばせてもらう時間です。
「見守る」より、「寄り添う」
試合を見ていると、つい口を出したくなる場面があります。
でも最近は、見守るより寄り添うことを意識しています。
「惜しかったね。でも、どうしたら取れたと思う?」
「同じ場面がきたら、次はどうする?」
そんな問いかけをすることで、息子は自分で考え始めます。
そしてその“考える力”が、次の行動につながっていくのを感じます。
親ができるのは、正解を教えることではなく、考えるきっかけを作ること。
それが少しずつ息子の心の中で、“前向きに挑戦する力”を育てているように思います。
親子で見つけた“次への一歩”
失敗は、きっと子どもにとって最高の教材。
その瞬間に落ち込んでも、“次にどうするか”を一緒に考えられたら、それはもう立派な成長の一歩です。
「ごめん、次とる!」
その言葉が言えたら、それだけで十分。
これからも、失敗を恐れず挑戦できる息子であってほしい。
そして、私も“失敗を受け止められる親”でいられるように。
野球を通して、親子で一緒に成長していけたらと思います。